Nゲージ小学生には早い?対象年齢メーカー別比較と実際にプレゼントした感想。

鉄道好きなお子さんは、電車のおもちゃも大好きですよね。幼児期にはプラレール等で喜んで遊んだりしたとは思うのですが、年齢が高くなるにつれて、プラレールでは物足りないとか、ちょっと子供っぽく感じてしまって、もっとリアルな模型やおもちゃが欲しくなってくるお子さんが多いようです。

そこで、Nゲージというリアルさを追及した模型の存在を知っしまうと、誕生日やクリスマス、入学祝いなどに欲しがるのも鉄道好きなら当たり前の流れだと思います。

そこで、「電車好きな我が子にNゲージを…」と前向きに検討した矢先、ぶち当たるであろう壁が2つあります。

それは、

・対象年齢

・値段が高い

この2つをクリアしない限り、愛する我が子が憧れのNゲージを手にすることが出来ないのです。

Nゲージ鉄道模型対象年齢メーカー別の比較

まず、対象年齢ですが、Nゲージは大人用ホビーとして開発されているため、プラレールと比べて対象年齢がかなり高いです。

メーカーごとに比較すると以下のようになっています。

TOMIX(トミックス) 15歳以上

KATO(カトー) 8歳以上

Micro ace(マイクロエース) 14歳以上

GREENMAX(グリーンマックス) 15歳以上

このように、ほとんどのメーカーの対象年齢が中学生以上となっています。

これはなぜかというと、プラレールのように電池式でスイッチを入れると走るという簡単なものではなくて、

・レールを出来るだけ平らな場所で壊れないように優しく扱いながら正しく繋ぎ、

・コンセントから電力供給するために、パワーユニットと言われる電源と、レールに電気を供給するコードを壊れないように丁寧に繋ぎ、

・そしてレールの上に電車を脱線しないように丁寧に乗せて、

・すべての条件が揃って、やっと走らせることが出来るという、とてもデリケートな代物なのです。

文章で読むのも億劫になりそうなくらい繊細なおもちゃですね。

もちろん、好きな人から見ればそんなところもNゲージの魅力ではあるのですが、

扱うのが子供、それも小学生だったとしたら、なかなか難しいと感じてしまいますね。

ちなみに、KATO(カトー)のNゲージのみ対象年齢が8歳なので、

「やった!8才からなら小学生から、しかも低学年から遊べる!」

と、喜んだかもしれませんが、TOMIX(トミックス)Micro ace(マイクロエース)GREENMAX(グリーンマックス)と比べて扱いやすいとかいうわけではありません。

また、KATOも完成品では8歳からとなっていますが、組み立てが必用な製品になると、他のメーカー同様年齢が高めに設定されています。

Nゲージの鉄道模型はいつから遊べるかという対象年齢の扱いが違う?

では、なぜ対象年齢が違うかというと、メーカーごとに対象年齢の扱いが違うようです。

・おもちゃを危険なく扱って遊ぶことが出来るかどうか

・おもちゃを危険なく壊すことなく扱って遊ぶことが出来るかどうか

こんな感じで対象年齢の扱いが違うようです。

確かに、どのメーカーの鉄道模型もとても精密な作りで、繊細です。

なので、プラレールと比べて壊れやすいです。

パンタグラフなど、リアルで緻密に出来ていますが、気を付けないと折れたりします。(本物の電車と違ってパンタグラフが無くても問題なく走りはしますが)

Nゲージの鉄道模型で遊べるのは実際は何歳から?小学生ではまだ早い?

では、KATOは対象年齢が8歳からだけど小学生の2年生とか3年生では早すぎるのか、疑問が出てきますね。

これは、お子さんのタイプと、どんな時にNゲージで遊ぶかということで変わってきます。

物を丁寧に扱うお子さんや、危険な事を理解してやってはいけない事を守ることが出来るなら特に問題ないです。

また、遊ぶ時に保護者が近くにいて、危険がないか
見守るなり、上手くいかない時に助言や手助けが可能なら大丈夫です。

実は、「Nゲージの難易度」を高そうに書いている筆者ですが、息子にNゲージのスターターセットをプレゼントしたのは4歳です。しかも対象年齢10歳以上もフライングしたTOMIXトミックス。

あまりの豪華なプレゼントに、息子は大喜びを通り越して困惑していました…(笑)

親と一緒に遊んだので、初めは難しくて、できませんでしたが、何回か練習したらちゃんと走らせることができるようになりましたよ。

ちなみに、スターターセットではなく、初のNゲージは3歳の時に1両だけ、中古のジャンク品で見つけた221系でした。

手で転がして遊ぶしか出来なかったんですが、宝物のようにいつも握りしめてました。

さすがにパンタグラフやカプラーはなくなりそうだったんで取り除いて、手の届かないところに保管しておきましたが。

ちなみに、年齢が低いお子さんにNゲージをプレゼントで考えているなら、新幹線の方がオススメです。

なぜなら、新幹線のほうが作りが比較的シンプルですし、パンタグラフなども取れにくいからです。

筆者も、500系のスターターを購入し、その後の扱いを見ながら他の電車も与えました。

ちなみに、スターターセットを販売しているのはトミックスとカトーですが、パワーユニットとレールはNゲージ全てに互換性があるのでどちらを選んでも問題ないです。

Nゲージの予算は?安く買えるのは?

ここまで読んで、年齢のことは問題ないとなっても、第2の関門、予算問題が浮上します。

電車のみでも新品で一万前後、スターターセットだと定価が2万近くします。

しかしここで、安易に中古で購入するのはオススメしません。

なぜなら、中古で状態がわからないものを購入してしまうと、万が一の時にお子さんが上手く対処できないからです。

新品であれば、メーカーにある程度のアフターサービスは受けられるかもしれませんが、中古ですと改造してある可能性もあるので、購入後に上手く走らなくても修理が難しいからです。

もちろん、スターターセット以外なら親が腕に自信があって修理を試みてみるのも楽しいかもしれません。

プレゼントなんで、やはり新品がよい場合はおもちゃ専門店より、電気屋さん系の方が安い事が多いのでオススメです。筆者はジョーシンで購入しました。

一万前半で購入出来たりするので、定価よりかなりの割り引きですね。

他にもNゲージを取り扱っている店舗は色々ありますが、特にJoshinは鉄道オタク御用達として知られているほど、品揃えが良いですし、値段も割り引き価額なので、まぁ間違いはないと思います。

年齢が低いお子さんにNゲージをプレゼントするメリット、デメリット

筆者はかなり低年齢のうちにNゲージを与えるという無謀とも言える試みをしましたが、早いかどうかは結局、保護者の関わり方かなと感じました。

壊れやすいのは否定出来ませんが、その代わり物を丁寧に扱う事を教えられましたし、細かい作業が必用になってくるので、そのおかげか手先が器用になったのは最大のメリットでしょうか。

また、電圧の関係で同じレールに好きなだけ電車を走らせることは出来ないのですが、説明書を読めば走行可能かどうか計算出来るようになっているので、小学生の2年生半ばで、筆算を習うようになれば、自分で計算させて無理のない走行をさせるように教えることもできます。
(だからKATOのNゲージは対象年齢が8歳なのでしょうか?)

つまり、算数や科学の勉強までついでにさせられちゃいます。

勉強好きになりそうというか、電車好きな子供に賢い子が多いのもうなずけますね。

Nゲージを与えるデメリットと言えば、他の電車も欲しくなることでしょうか。

これはもう、確実に欲しくなります。

電車じゃなくても、室内灯が付くようにパーツを追加したくなります。(←これは筆者の気持ちですが)

まぁ、ある程度の年齢になれば、ゲームを欲しがって、ゲームを買えばゲームソフトも欲しいものが沢山出てくるので、Nゲージに限った話ではないですが。

それよりも、ゲームに没頭することに比べると、鉄道模型の方が良いと思ってしまうのは筆者だけではないのでしょうか?