春になると食べることの出来る「生にんにく」をご存知ですか?
もちろん、生チョコとか、生春巻きとかの柔らかい系料理の仲間ではありません。
そして、加熱していないニンニクと言う意味でもありません。
生にんにくとは、収穫してから約10日以内のもので、乾燥させていない新鮮なにんにくのことです。
スーパーなどで購入できる一般的なニンニク、実は収穫後に乾燥させている物なのです。
なぜ乾燥させているかと言うと、長期保存を可能にするためで、年に一回しか収穫出来ないニンニクを一年中食べることができるようにするためです。
一方、生にんにくは収穫後乾燥させていない状態のもので、賞味期限が短く一般的にはあまり出回ることのないものです。
つまり、限られた時期にしか食べられない旬の味覚です。
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生にんにくとは?普通のにんにくとの違い。
生にんにくは、収穫後間もない新鮮なにんにくのことですが、一般的に流通している乾燥させたニンニクとの違いは何なのでしょうか?
1番大きな違いは、水分量になります。
収穫後に天日干しで乾燥させたニンニクは、収穫後に約3割程度の水分を失います。
そのことにより、カビや腐敗を防ぎ、長期保存が可能になりますが、身が引き締まりニンニク特有のにおいが増します。
対して生にんにくは、水分を蓄えているので、みずみずしく、柔らかいので加熱するとほくほくしたジャガイモのようになります。
味はまろやかで、にんにくの旨みがほわっとひろがります。
臭いは乾燥させたニンニクに比べて比較的少なめです。
もちろん、にんにくの香りはありますが、食べた後のニオイは翌日まで残りにくいのが特徴です。
生にんにくの食べ方は?美味しく食べれる料理のしかた
生にんにくは水分量が多く、身が柔らかいため、薄切りにして揚げ物にするような調理方法は向いていません。
加熱しないで食べる場合はすりおろして利用すると、新鮮な味わいを楽しめます。
また、ニオイが残りにくいので餃子等に混ぜ込んで利用するのも良いです。
そして、1番おすすめな調理方法は、アルミホイルにくるんで丸焼きにすることです。
生にんにくを主役にすると、ホックホクの旨みがあるジャガイモの用でとても美味しいです。
シンプルイズザベスト!
乾燥させたニンニクのようにクセはないので、初めて食べた時は「とっても美味しい味付けの…お芋?」と、ニンニクとは気づきませんでした。
生にんにくの入手方法は?
冒頭で説明したとおり、本来は農家の方のみが味わえる稀少なものではありますが、にんにくを生産している地域でしたら産地直売所でも購入できる場合があります。
また、時期が限られますが通信販売でも取り扱っているショップもあります。
そして、季節限定販売であり、収穫時期は天候に左右されるため欲しい時期に販売していなかったり、売り切れてしまうことも多いです。
確実に入手したい場合は予約販売をしている店舗に 収穫時期が来る前に申し込みしておくことが無難です。
check!【楽天市場】生にんにくの通販おすすめはこちら生にんにくの旬は?収穫時期がわかれば探しやすい
生にんにくの旬は収穫されるのは一般的に5月中旬~6月頃の時期です。
品種によって早く成熟するものもあるので、4月中旬頃から出始めるのですが、温度が高くなってしまうと品質が低下するので、遅くとも6月末くらいまでには収穫が終わります。
なので、生にんにくに出会えるのは約1ヶ月半の間だけとなります。
保存方法と長持ちさせるコツは?
収穫後すぐ出荷される生にんにくは、せっかくなら新鮮なうちに食べてしまいたいところですが、どうしても余ってしまった場合はどうすれば良いのでしょうか?
もし、生にんにくとして利用したいなら、新聞紙にくるんで、乾燥を防ぐためにビニール袋に入れておく方法がおすすめです。
注意することは、必ず新聞紙に包むことです。
水分保有率が高いため、ビニール袋だけだと水分が出て袋の中に水滴が発生するため、痛む原因になります。
この方法で保存した場合は、収穫時期から遅くとも2週間程度を目安に使いきってください。
長期保存する場合は冷凍も可能です。皮をあらかじめ剥いて冷凍します。使用するときは解凍せず、凍ったまま切って料理します。
「凍ってカチカチになったら包丁で切るのが大変そう」と心配になるかもしれませんが、生にんにくは冷凍しても切れる程度の硬さなので時間をかけずに使えて便利です。
食感は損なわれますが、新鮮な味わいは楽しむことができます。
そして、もう1つの保存方法は乾燥させることです。
生にんにくを乾燥させたものが一般的なニンニクですので、ネット等に入れて風通しが良い居場所に吊るしておけば普通のニンニクとして利用できます。
高温にならないように気をつけなければなりませんが、保存が状態が良ければ数ヶ月持たせることも可能です。
生にんにくまとめ
生にんにくはその賞味期限の短さから、本来は農家さんのみが食べることが出来る希少なものでしたが、最近では流通の利便性が増したおかげで通販などでも取り扱われることが増えてきました。
とは言っても、にんにくが収穫できるのは5月から6月なのでその時期のみ、売り切れたらその年の販売は終了になってしまうので、やはり珍しい食材であることには変わりないのですが。
値段はスーパーで購入できるにんにくと比べて比較的高めではありますが、めったに出会えない希少な味覚なので食べてみたくなりますね。
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