カブトムシは台風の前と後はいなくなる?採れるのはどっち?

夏、それはカブトムシが採れるシーズン!

梅雨の終わり頃から暑くなってくると、クワガタやカブトムシが羽化するので、近くに山や林があれば採集しに行くことが出来ます。

去年捕まえたから今年も!という方や、

捕まえられなかったから今年こそは!と、リベンジされる方、

子供にせがまれて初挑戦!という方も、

シーズン中はチャンスがあれば是非捕まえに行きたいですね。

しかーし!

「いざ採りに行くぞ~!」となったときに、

台風が近づいて来たらどうしますか?

もちろん、台風で雨が降りまくり、風が吹き荒れる中、カブトムシやクワガタを捕まえに行く人はいないと思いますが…(危険なのでダメですよ!)

気になるのは、台風でカブトムシが減ったりしたらその後に捕まえにくくなってしまうのでは?ということじゃないかなと思います。

・台風でカブトムシが死んじゃったりして…数が減ったりする?

・雨が降ってる時にカブトムシは採れる?

・台風の前と後、どっちに採りに行くのがベスト?

このページでは、そんな疑問についてまとめてみました。

台風でカブトムシって減るの?

まず、1番気になるのはここかと思います。

台風でカブトムシが減ったとしたら…採りに行っても捕まえられる確率が低くなってしまいますよね。

だったら、台風が本格的になる前に急いで捕まえるほうが良いと考えたでしょうか?

結論から言うと、多少の雨風ではカブトムシが死ぬことはないです。

天候が悪いときは土の中や樹木の影に隠れています。

よく考えたら、台風は毎年必ずといって良いほど、どこかの地域には来ているのですから…

大雨や強い風程度で数が減るのならあっという間に絶滅してしまいますよね。

なので、心配は無用です。

雨が降ってる時にカブトムシは採れる?

台風が近づいてきても、旅行などのついでに昆虫採集をする場合、多少天候が悪くても採りに行きたいですよね。

雨でもカブトムシは採れるのでしょうか?

もし、小雨程度や、降り始めなら捕まえられる可能性もあります。

でも、傘をささなければびしゃびしゃになるような量の雨が降っている場合は諦めたほうが良いです。

雨が降っている時はカブトムシもクワガタも隠れてしまっています。

なぜかと言うと、カブトムシやクワガタ、いや、ほとんどの虫は羽を濡らすことを嫌がるからです。

カブトムシの羽は外側の硬い殻のような羽と、内側に折り畳まれて収納されている薄くて透明な羽、合わせて4枚あります。

普段は見えない羽は外側の羽と比べて破れやすく、とても繊細なので、

雨で濡れてしまうと調子が悪いようです。

羽が使えないということは、遠くまで行けないですし、足を使って幹をよじ登るだけだとしても雨が強ければ濡れてしまいます。

なので、雨の時はクワガタやカブトムシを採れる可能性は極めて低いです。

もちろん、雨が当たりにくい場所等の条件次第では採れる場合もあるので、他に採りに行く日がなさそうならトライしてみるのもアリかと思います。

でも、台風が近づいてきている時は危険なので無理して探しに行くのはダメですよー!

カブトムシは台風の前と後、捕まえるのはどっちがベスト?

カブトムシ採集は雨が降る前と後ではどっちが採れるのでしょうか?

「雨が降っている時に採りやすい場所にいないのはわかったけど、降ってなければどっちも同じじゃないの?」

と思ったでしょうか?

答えは…

雨がやんだ後です。

カブトムシは、雨の時は隠れている率が高いと先に説明しましたが、

つまり、雨の時は絶食状態ということです。

何も食べずにお腹を空かせたカブトムシは、えさを探して活発に動き回ります。

そして樹液などのご馳走を見つけたら一心不乱に食べ続けます。

天然の樹液はもちろん、仕掛けたエサにも寄ってきやすくなります。

台風ともなると、雨の日が続くので何日もお腹を空かせたクワガタやカブトムシが、台風の後に一斉に動き出すので捕まえやすくなります。

ということで、カブトムシを捕まえやすいのは台風が過ぎ去った後ということになります。

台風の後にカブトムシを捕まえる注意点は?

台風が過ぎた後は晴れて気温も高くなり、絶好の採集条件が揃います。

採りやすいから~!と浮かれてしまう前に注意点を…

カブトムシが採れるのはクヌギやコナラなどがある雑木林、山になるのですが、

大量の雨が降った後は土砂崩れ等が起こる可能性を忘れてはならないということです。

事前に土砂災害が起こりやすい場所ではないか、必ずチェックしてから出掛けてくださいね。

台風の時はカブトムシが減るから採れなくなる?まとめ

以上、台風前後にカブトムシが採れるタイミングについての特集でした。

台風の後はむしろ捕まえにくいどころか、捕まえやすいようになるのは朗報ですね。

ただし、夏が終わりに近づいて気温が下がってきたタイミングで台風が来てしまうと、

夏の昆虫のカブトムシは既に体力がない状態なので、気温の低下で弱るだけでなく、運が悪ければ死んでしまうこともありえます。

9月以降になると天候が良くても数はどんどん減ってしまうので、

「涼しくなってきたかな?」

と思ったらカブトムシシーズンは終わりということになります。

ちなみに、クワガタは越冬するのでカブトムシよりは活動期間も長めです。

なので「カブトムシが無理でもクワガタがとりたい!」という方は9月中はチャンスがあるので、是非探してみてくださいね。